EclipseでAndroidの開発環境構築

以下導入手順メモ。

開発環境のインストール

Androidアプリを開発するのには、以下の環境を導入するのが一般的です。

JDK
Eclipse
Android SDK
● ADTプラグイン

この記事では主にAndroid SDKとADTプラグインの導入を記述していきたいと思います。

Android SDKをインストール

こちらのサイトに行きDownload Android Studio and SDK tools自身の環境に合わせたPackageをインストール。僕の環境はWindowsなので、「android-sdk_r16-windows.zip」をインストールしました。

インストールしたら適当な場所に解凍
今回は「C:\」直下に解凍しました。
(「C:\android-sdk-windows」)になります。

次にフォルダの中の「SDK Manager.exe」を開きます。
すると以下のウィンドウが表示されるので、必要なプラットフォームにチェックを入れてインストール。
※インストールする数が多いとけっこうな時間がかかります。

インストールが完了すると各フォルダ内にパッケージが作成されています。

SDKにはコマンドラインのツールも含まれているので、環境変数の設定を行い、インストールしたSDKツールのパスを追加します。
追加したパスは以下の2つです。
「C:\Android\android-sdk\tools;C:\Android\android-sdk\platform-tools;」

EclipseにADTプラグインをインストールする

Eclipseを起動し、メニューバーの「ヘルプ」→「新規ソフトウェアのインストール」をクリック

インストール画面が表示されるので「追加」をクリック

リポジトリーの追加画面が表示するので名前に「Android Plugin」(任意)、ロケーションに「https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/」を入力して「OK」をクリック。

上手くいかない場合は、ロケーションのアドレスを「http://dl-ssl.google.com/android/eclipse/」に変更してみてください。

作業対象の欄に「開発ツール」が表れるので全てにチェックを入れて「次へ」をクリック。

詳細画面が表示するので「次へ」をクリック

ライセンスに同意して「完了」をクリック。

途中でセキュリティ警告が表示されたがそのまま「OK」をクリック。

インストールが終了すると再起動が求められます。
「今はしない」をクリックしてメニューバーの「ファイル」→「終了」でEclipseを閉じます。

注意したいのがEclipseプラグインを更新したり追加して再起動を行う場合、必ず起動オプションに -clean を指定しなければいけません。Eclipseの日本語化を行っている場合は、Pleiades フォルダの中に「eclipse.exe -clean.cmd」があるのでそこから起動します。-clean 起動しないと、起動できなくなったり、正常に動作しなくなったりします。

再起動後、メニューバーに「Andoroid SDK」と「AVDマネージャー」のアイコンが表示されます。

SDKのパス設定

EclipseAndroid SDKのパスを指定します。
メニューバーから「ウィンドウ」→「設定」をクリック

左ペインから「Android」をクリック。
次に「参照」をクリックしてSDKロケーション欄にインストールしたSDKのパスを設定。
「OK」をクリック。

これで基本的なインストールは終了。

Hello World

おなじみのHello Worldを表示させたいと思います。

プロジェクト作成

「ファイル」メニューから「新規」、「プロジェクト」を選択すると、ダイアログが表示するので、「Androidフォルダ」にある「Androidプロジェクト」を選択して、「次へ」をクリック。

「新規Andoridプロジェクト」ダイアログが表示されるので「プロジェクト名」に「HelloAndroid」を入力して「次へ」。後の設定はデフォルトです。

ビルド・ターゲットは「Android 2.2」を指定して「次へ」。
Android SDKにインストールしていなければ表示されません。

続いて「アプリケーション情報」に、以下の内容を入力して「完了」をクリック。
アプリケーション名 → HelloAndroid
パッケージ名 → android.hello
「アクティビティの作成」と「Minimum SDK」はデフォルトのまま。

「HelloAndroid」というプロジェクトが生成されます。

AVDの作成

開発したアプリケーションは、Android仮想環境(エミュレータ)で実行、デバッグを行います。
AVDでは、さまざまな使用のエミュレータを定義できるので、いろいろな実機に対応できます。

定義設定

メニューバーから「Android Virtual Device Manager」のアイコンをクリックするか、「ウィンドウ」→「AVD Manager」をクリック。

ダイアログが表示されるので「新規」をクリック。

AVD作成画面が表示するので、名前に「AVD」(任意)、ターゲットに「Andoroid 2.2 - API Level 8」を選択して「Create AVD」をクリック。それ以外はデフォルトのままです。

エミュレータ実行

AVDを定義するとダイアログ画面に作成したAVDが表示します。実行するAVD をクリックして、「開始」をクリック。

解像度を調整する画面が表示しますが、そのまま「起動」をクリック。
実行するのに少し時間がかかります。

エミュレータが起動すると以下の様な画面が表示されます。

アプリケーションの実行

エミュレータ上でアプリケーションを実行するにはアプリケーションとエミュレータの関連付けが必要です。
エミュレータは起動したまま「Andoroid SDKおよびAVDマネージャー」の画面を閉じ、そしてEclipseの[実行]メニューから[実行構成]を選択します。

実行構成ダイアログが表示されるので、左メニューの「Androidアプリケーション」上で右クリック→「新規」を選択。

新規構成画面が表示するので「参照」をクリックしてプロジェクトに「HelloAndroid」を指定。

続いて「ターゲット」をクリックして実行するエミュレーターを選択して「適用」→「実行」をクリック。

実行されるとエミュレータにアプリケーションがインストールされて起動して以下の画面が表示します。
無事に「Hello World」が表示しました。

Androidの開発環境は更新スピードが速いので、最新の情報はAndroid Developersサイトを参照するのがいいです。